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 缶でできた綺麗なお菓子の空き箱は、母からもらったばかりだった。  私はその箱に宝物を入れ、二人だけが知っている場所に埋めようと言った。 「いいね、さんせい!」  ようちゃんは二つ返事で賛成してくれた。  そして、さっそく私たちは宝物を持ち寄り、いつもの神社に来たのだった。  宝物を箱に入れて、私とようちゃんは土の中に埋めた。
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