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「うわぁ兄ちゃんがまたアレになってる…。ほら、気にしないでこっちだよ。」
ニコラシカが笑顔でそう言って、三人についてくるように促す。三人は顔を見合わせて頷く。
「とりあえず、行きましょうか。」
「そうしようか。」
そう言ってバレンシアとニコラシカの後ろについていく。章吾は改めて部屋を見渡してみた。
(妙に細長い部屋だな。扉も部屋の両端にしかついてないし。ていうか研究室だなこの部屋。薬臭い…。)
「…夢、じゃなさそうなんだよな。恐ろしいことに。」
章吾は小さくなった自分の手を見て呟いた。
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