表と裏はあるが実際どっちが表でどっちが裏だか分かんなくね?

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 だが実際、俺は本質を見抜く程の能力を持ち合わせていない。多分、俺にはそういうスキルが蟻より小さいに違いない。だって、本質の見極め方って言われても、何が何だかわからないんだからな。    そんな馬鹿な俺でも、今のケータイ小説でどうしても駄目だと思える点。それを一つだけ言う。    命が軽い。    一部の作品を見てると、命を軽く扱ったりして簡単に人が死ぬことが多い。さすがにこういう点だけは認めたくない。    そういえばサンプルΑではこれに関することを書いてなかったな。まぁ、「単純思考回路」という作品(本人に許可を得てないが、多分彼なら許してくれるはず。見てたらごめん)にそのことは書いてあるけど、俺も続かせてもらおうかな。    多分、あれだ。ケータイ小説のキャラに「命が無い」と思ってるからこそ、ああいう事が普通に書けるんだって思う。そりゃ、実際自分の考えたキャラだからね。どうせ死んでも――、    ふざけんな。キャラだからって命軽くして良い訳無いだろ。ああいうのだって読者が見てるんだぞ? 他の人に見られてるのに、命や病気をネタ?     いや、まだネタにするのは良いか。実際どこぞの漫画やアニメでも病気ネタはもはや定番中の定番、少女漫画の恋は大体が両想いとなるくらいに当たり前だからな。否定してばかりでは駄目だよね、うん。    ちょっと地を出した自分が恥ずかしい。
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