―4年前―

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夏帆「たっちゃんいくよ~。」 5m先の竜也に向かってエイッとボールを蹴る。 するとボールは竜也と違う方向に向かって一直線に滑りおりていく。 竜也「わっ。ばっばかっ!」 竜也は横の坂を勢いよく駆け抜けて行く白と黒のボールを必死に追いかける。 夏帆「あ―っ!たっちゃんごめ~ん。」 夏帆も慌てて後ろから竜也を追いかける。 ……が勢いがよすぎて派手に転んでしまった。
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