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そんな思いを抱えたまま手術当日がきた。
受付をすませ、待合室でまった。
もうすぐ子供がいなくなる!こわい!!こわい!!
上手く息が出来ない。
呼吸が荒くなっている。
手は震える。
はっきりいって逃げ出したかった。
診察室に呼ばれた。
エコーで確認したら、赤ちゃんが写っていた。
先生『順調ですね。』
看護婦『ほんとにいいんですか?』と言ってきた。
私は彼氏を見た。最後のかけで、彼氏がここで産んでいいって言ってくれるのを期待して…
彼は何もいってくれなかった。やっぱり言ってくれなかった。
私は看護婦に手術しますと伝えた。
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