始まりの風

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ヒュゴオオオオオオオオ ん? なんか裏路地に風が吹いてる。 「いってみるか」 50㌢くらいのビルとビルの隙間に吹いてるようだ。 「狭いなぁ……でも気になる」 カバンを置き隙間に入る。 「ん?光?」 少し先に明るい場所があるようだ。 そこは開けた場所だった。 「んなぁ!?」 そこにはあえて言葉に表すなら穴、空間が裂けポッカリと黒い穴が開いている。 風はそこに吸い込まれているようだ。 ゴォォォォォォ いきなり風が強くなり、フワリと体が浮いた。 「嘘だろ!? 吸い込まれる!! ギャァァァァァァァァァァァ」
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