すのはらあんりと申します

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『 青い空、悠々と流れていく真っ白な雲、輝く金色の太陽。 そんな自然の恩恵に日々感謝しつつボールを蹴る少年達。 その中の1人、あまり目立たないけど周囲の先輩達のスピードに必死でついていく、まだまだ小さくて頼りない背中。 ふわっと揺れる柔らかい髪を風になびかせて走る姿は、他のどの選手よりも輝いて見える。 あたしはそんな彼に目を奪われていた。  
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