すのはらあんりと申します
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…トンッ 何かが足に当たる感覚を感じ、足下を見る。 そこにはさっきまで目の前のフィールドを行ったり来たりしていた白と黒の布を貼り合わせたボールがころころと転がっていた。 「先輩!あの…っ」 目で追っていた小さな背中の少年が、あたしの元へと走ってくる。髪に光を浴びながら、軽快に。
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