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・・・・ガバッ
「ここ・・・・・・」
真希はベッドからゆっくりと体を起こした
「おっ、真希起きたか?」
真希が隣を見ると志郎と青年が木の椅子に腰掛けていた
「・・ご、ごめんなさい・・・・私、気絶してたんですね・・・・・。
情けないったらないですよね・・・・」
「いえ、そんなことはないです。
目の前で人が死んで平気なほうがどうかしていますよ・・・・・・」
青年は最後のほうにつれ、言葉が小さくなっていったが真希はそれを聞いて青年に少しぎこちなさそうにはにかんだ
「ありがとう・・・・、んん・・・・銀君・・?」
・・・・・・・・・
「・・・あの、銀って・・・もしかして僕のこと ?」
「うん・・・名前が思い出せなくちゃ、それまであなたのことをあなたとしかいえないし、それに銀色の綺麗な髪型しているから銀君・・・・・・だめかな・・・?」
「あ・・・はい、そうですね。
うん、とてもいい名前です!!」
銀は真希にそう言ってお辞儀をした
真希は手を頭に当て少し照れた
「よし、じゃあそろそろ本題入っていいか?」
志郎は自分がよれていなかったので、少し拗ねていた
「はっ、志郎さんすいません・・・・・
とりあえずどうしますか?」
「いや、兎にも角にも早くワクチンを見つけないと・・・」
そういって、志郎は真希に手を差し伸べて続けて言った
「時間は待ってくれないからな・・・
とりあえず急ごう。」
「はい」
真希はゆっくりと頷き志郎の手をとった
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