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3人が部屋から出ると隣の部屋やまえの部屋の扉が無造作に開かれていた
「どうやら、もう何人か部屋を出てワクチンを探しに行ったみたいだな・・・・」
真希はそれを聞き、顔を下に向けた
「真希さん?」
銀が真希の顔をヌッと覗き込むと、真希は少し暗い顔をしていた
「・・・・・・」
銀は真希の肩を優しく叩いた
「大丈夫ですよ・・・・
時間はたっぷりあります。
それにこれぐらいの屋敷なら簡単にはワクチンなんて見つからないですよ。
僕らと他の人の進んだ距離なんてまだ五十歩百歩ですからね。」
銀は真希にそう言って微笑んだ
「ごめん・・・・ありがと、銀君」
真希は銀のほうを向き少し笑顔になった
「あの・・・・もういいか?」
先程からあまり輪によれてない志郎が躊躇いがちに2人に聞いてきた
「あ、志郎さんすいません・・・
もう、大丈夫です」
真希は志郎に親指を立てて、グッジョブポーズをとった
「よし、じゃあ早速・・・・・・・」
「ワクチンみいつけたぁぁぁぁぁ!!!」
志郎が銀と真希に話しかけようとしたときだった
廊下中に歓喜に満ちた男性の声が響きわたった
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