雪奈といっしょ

異世界の家に泊まろう、つか住もう

雪奈と乙樹（本人は気付いていないが）がギャルゲー並みのイベントを繰り広げている内にいつの間にか雪奈宅に着いたようだ。

乙樹「…でかっ！？家でかっ！？雪奈の家でかいんだな！」

雪奈「…うん///。」

乙樹は雪奈の家の大きさに驚き、雪奈は乙樹と手を繋いでからずっと顔が赤い。

因みに雪奈の家は何故か丘？に建っていて、豪邸並みの大きさ。

乙樹「こんな大きさの家初めて見たなあ…。ここに家族で住んでるのかぁ。雪奈の家は金持ちなのか？」

雪奈「…分かんない。…これが…普通…だったから…。…それに一人で…暮らしてるし…。」

乙樹「…一人暮らし？何で？」

雪奈「ママは…良いけど…パパが…親バカ…だったから…ウザかった…。」

乙樹「（ウザかったって…）…そ、そうか。でもよく親元離れられたな？そこまで親バカだったら普通許さない筈なのに。」

雪奈「ママが…一人暮らしして…一人前に…なりなさい…って…言ったから。…パパは…泣きながら…止めたけど…無視した…。」

乙樹「（親父さん可哀想だな…。）…そうか。」

乙樹は日頃過酷な扱いを受けていたであろう雪奈パパに涙した。

雪奈「…何で…泣いてるの…？」

乙樹「…気にするな。男には涙を泣かなきゃいけない時もあるんだよ…。」

雪奈「？…そう。」

雪奈は気にかかったが、気にしない事にした。