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「「「……………」」」
全員、言葉が出ないようだった。
当たり前だ。当たり前だろう!!自分でも驚いているのだから。
Yシャツとズボンの裾に裾上げを施したものを無理矢理着用する。服がないのだ。
「えっとぉ、誰ですかぁ?」
その場に於いての第一声はティチエルのそんな呑気な声であった。にゃろう、本気で解らないらしい。確かにこの後からひねくれたような気はするが。
「馬鹿野郎、俺だ。」
「???」
「―――クソッ。俺だっての!!」
「?????」
話が通じない。
「…………マキシミン?」
「そうだよっ!」
レイの通訳(?)に感謝する。それでやっと皆が会話を始めた。……どうやら全員それで悩んでいたらしい。
「何があったんだ?いきなり縮んで…」
「…分からねぇ。目ぇ覚めたらこうなってたとしか…」
周りをもう一度みやる。
シベリンは勿論他のメンバー(レイ以外)がとても大きく見える。
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