†名前をくれた人†

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「・・・」 大丈夫って・・んな訳ねーだろ。 一人がどんなに辛いか、俺がよく知ってんだ・・ それなのに・・・ 「ねぇねぇ。猫ちゃんの名前、クローバーでいいよね?」 「・・・・っ!?💧」 びくぅ! いきなり話し掛けられたもんだから、かなりびびった 「な、何だよ急に💧」 「猫ちゃん、名前ないでしょ?だから私が付けてあげる🎵」 その言葉に、子猫は耳を震わせた 俺に・・名前を? 「ぁ、もしかしてクローバーって気に入らなかった⁉」 困ったように眉を寄せる すると子猫は女の子に背を向けて小さな声で一言だけ言った 「・・勝手にしろ」 それだけを言うと、子猫は歩いて部屋へ行ってしまった 「・・っ、うん🎵じゃあこれからよろしくね!クローバー🎵」 背を向けたクローバーの顔は、何だか嬉しそうに見えた・・
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