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目をキラキラと輝かせて、今にも子猫に飛び付きそうな勢いで話す
(な、何を言ってるんだ?この人間は💧💧)
すると女の子は、優しく包み込むように子猫を抱き上げた
「ねぇ。猫ちゃん一人ぼっちなら、私の家おいでよ。あったかいミルクもあるよ🎵」
「・・ぇ・・?」
こ、この人間、本気で言ってるのか?💧
今まで俺を拾った奴らは、俺を恐がったし、水を掛けられた事だってあった。
――だけどこいつは・・
子猫は小さな鼻をヒクヒクと動かした
こいつ、今までの奴らとは違う匂いがする・・
なんつーか・・温かい?
そんな事を考えている内に、女の子は子猫を抱えて路地裏を出ていた
「帰ったらまずはお風呂だよねー?」
にっこりと笑いかけてくる女の子に、とても温かい、温もりのようなものを感じた
(――こいつなら・・信用し合えるかも・・な)
子猫の冷えきっていた心は、やわらかい温もりを持っていた・・
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