†名前をくれた人†

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暫らくして、女の子の家に着いた 「お兄ちゃんただいまー!・・って、あれ?居ないのかな?」 そして抱えていた子猫を足元へ降ろしてやる 「兄ちゃんが居るのか?」 「え?あ、ううん。私がただそう呼んでるだけなの。隣に住んでる人でね?凄く優しいの🎵」 「へぇ。紛らわしいな。」 そして子猫は辺りを見渡して感じた ・・そういえば 「親は仕事か?見当たらないけど・・」 「あ、私のお父さんは今アメリカに居るの。お母さんは私が赤ちゃんの時に死んじゃって。」 アメリカ・・? こんなガキを残してか? ―――と、なると・・ 「お前、じゃあ一人暮らしなのかっ⁉💧」 目を丸くして、全身の毛を逆立てた 「うん。そうだよ?でも全然寂しくないから大丈夫🎵お兄ちゃんが時々遊びに来てくれるから🎵」 今は猫ちゃんも居るしね❤ にっこりと笑う女の子を見て、子猫は目を細めた
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