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「コレを読めばいいの?」
そう俺に聞くレイナちゃんに対し、俺はうんうんと頷いた。
「そう。ソレを読んでくれるだけでいいんだ。」
「わかった。…んと、“も、もう!アンタのためにあくんじゃないんだからね!?”」
パアアアァァァーーーッ!!
レイナちゃんが呪文を唱えると、先に設置しといた通り過ぎループが光り輝き道が開いた。
「えっと…コレでいいのかな?」
「よくツンデレが良いって言う奴らを冷たい目で見ていた俺だけど、以外に悪くないな…。」
「お兄ちゃん?」
「ありがとうレイナちゃん!何か色々助かったよ。」
「お兄ちゃんのおてつだいができてレイナもうれしいよ♪」
うおおお…コレがデレというモノなのか!?
くっ!やるな!ツンデレ!!
「いいからアンタはさっさと配達を済ましてきなさいよ!!」
ゲシッ!!
「痛っ!?…こっちのツンデレは中々デレになってくれないものだな…。」
「何か言ったか?」
「サンタ!発進よろし!!いっきまーす!!」
鬼のような表情で睨む赤を後目に、俺は逃げる様に開いたループをくぐり抜けた。
てか、赤って好きな奴とかいんのかな?…ま、俺には関係無い事だな。
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