配達は鮮度が命

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デュュューーーク!! ちっさいデュークが俺にH&K PSG-1[固定ストック]を構えていた。 電動ガンだよね?それって電動ガンだよね? 「…。」 チュキュンッ!! 撃ったあああぁぁぁーーーっ!! デュュューーーク!!せめて何か喋ってから撃ってくれ! くっ!このままではちっさいデュークにターミネートされてしまう。 負けてなるものか!こちらサンタ1、目の前の敵を沈黙させる!! 俺の歌を聞けえええぇぇぇーーーっ!! ダンッ!! 「むっ!?」 「私と戦うにはまだ若すぎる!」 ゴスッ! ミッションコンプリート! 敵沈黙。 直(ただち)に次の行動に移る。 俺はちっさいデュークを気絶させた後、うなだれるデュークを担ぎ寝室へ運び。眠るデュークの枕元に戦利品(クリスマスプレゼント)を置いた。 さらばだ戦友(とも)よ! お前は中々の強者(つわもの)であった。 とか言いつつデュークの記憶をしっかり抹消してその場を後にした。 「ずいぶん遅かったじゃない?何かあった?」 「ああ…小さな戦人(いくさびと)がいてね。しかし、仕事はきっちりこなしてきたよ。」 そして、俺は次の現場へと向かった。
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