プロローグ

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「おい、日本が見えてきたぞ!久し振りだな・・・。」 「・・・俺は日本の記憶なんかねーけどな。」 月が綺麗な夜の事。日本行きの客船が、静かに揺れる水面を堂々と進んでいる。その客室の窓から、遠ざかる大陸の景色を見て会話をする二人の男。 「日本はな・・・ワキワキで楽しいぞ!」 「ふーん・・・。つかマスター・・・。その変な言葉やめろっつーの。」 船は、闇の上を静かに進む。 その水面の底に、何が潜んでいようとも・・・。
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