プロローグ

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格納庫の天井が左右に開け放たれた。 そして2人はヴァルキリーに搭乗する。 ゴオォォォォ セツナは操縦席に座りヴァルキリーのメインエンジンを始動させた。 格納庫の中は凄まじい轟音と伴に風が吹き荒れる。 スウッ ヴァルキリーはそのまま格納庫の上空へ浮上した。 セツナは機体が耐えられるように特殊なシールドでヴァルキリーを覆う。 そして星から離脱するべくブースターを発動させ、真っ直ぐに大気圏へ向かいヴァルキリーは、広い宇宙へと旅立って行った。 ブリッジの前部には大きなモニターが中央にあり、左右に少し小さめのモニターが1つずつ付いている。 モニターの下はヴァルキリーをコントロールするための操縦席があり、全てを行なうことが出来た。 ブリッジの中央には船長席があり、その両サイドには、オペレーターをするための装置がある。 背中の下くらいの長さのバイオレットの色の髪を左斜め上で2つに結び、下の方をカールさせたヘアスタイル。 ピンクの色の半袖の服に、膝上の長さのショートパンツを着て、白と赤のスニーカーを履いている ブリッジの中で船長の席に座ってるやや釣り目でパッチリな瞳の元気少女。 あたしの名はルカ・シルヴィーナ・ゼクシアス。16歳。 この船はパパの宇宙戦艦で名前はヴァルキリーって言うんだ。 あたしのパパはこの船で宇宙海賊をしてたの。 人は殺さない。誰も人を傷付けない。困ってる人は助ける。 3つの鉄則がモットーの宇宙海賊。 だからあたしもこれを守ろうと思ってるんだ。
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