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社長
「タツヤッ！！」
社長が、大声でタツヤを呼んだ…
タツヤ
「あっ！
これは、これは、社長殿！
遅れて、すいません…」
『あらら…
やっぱり
怒ってらっしゃるのね…』
社長
「なぜ、遅れた？」
タツヤ
「いや…
急ぎの仕事が…」
そう言いかけたタツヤに…
社長
「嘘を付くなっ！！」
タツヤ
「はぁ！？」
社長
「おまえは、いつもそうだっ！！
少しは、ケンジを
見習ったら、どうだ！！
兄として
恥ずかしくないのか！！」
タツヤ
「…フッ
あぁ！！
別に恥ずかしくないね！！」
『いつも
ケンジ、ケンジって…
うっせぇんだよ！！』
会場全体に、緊張が走る…
ショウタ
「社長！
ちょっと待って下さい！
タツヤさんは、本当に仕事で…」
すると、横から…
会長夫人
「あらあら…
どうしたんですか？
随分と大きな声を出して…
社長
今日は
皆さんで楽しむ席ですよ
ほらっ
タツヤも席について…」
社長
「…」
タツヤ
「…チッ」
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