出会い…

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タツヤ 「…ったく 俺は、あまり気が進まねぇが テツオが、そこまで、言うなら しょうがねぇ! かわいい部下の為だ 庶民共の世界を 体験してやるか!」 テツオ 「行きましょ、行きましょ! あっ!? あちゃ~ しまった…」 タツヤ 「あぁ? どうした?」 テツオ 「あ… すいません、タツヤさん… 今、思い出したんですけど 俺、給料日前で、持ち合わせが… 盛り上がってきたところなのに すいませんけど 違う日にしてもらえますか?」 タツヤ 「はぁ? 何、言ってんだよ、テツオ! 俺を誰だと思ってるんだ? 俺は、大企業 蔵本物産の 御曹司だぞ! 金なら、いくらでもある! 心配すんなっ! 今から、行くぞっ! 黙って俺についてこいっ!」 テツオ 「さっすが、タツヤさん! ありがとうございますっ! どこまでも、ついていきますっ! 嫌なことなんか、忘れて パーッと行きましょ! パーッと!」 『クククッ 気持ちよくなりやがって! ひっかかったな、金づる君!』 そのやり取りを近くで見ていたマサユキ… マサユキ 「…」 『うわっ! テツオさん うまくやりましたね うらやましいっす! 僕も行きたいなぁ…』
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