第一章

3/4
前へ
/7ページ
次へ
安「たっちょーん! 今年も同じクラスやんなぁ!むっちゃ嬉しいわぁー」 大「俺もやでー また一年同じでいられるわっ」 高校1年になって 章大と俺は付き合い始めた 実際みんな気持ちわるいとか言うかもしれへん でも好きなんに性別なんて関係ないやん やって恋愛は自由やろ? そして今日…高校2年になった春 また章大と同じクラスになれた 安「なぁ?今日一緒帰ろ?最近お互い忙しくて帰れてなかったやろ?」 大「せやな 今日は一緒に帰ろか」 特別なことはしない ただ一緒にいて ただ一緒に話して ただ一緒に帰るだけ それが俺たちの付き合いやった 章大も 特別なことはいらないって言う ただ一緒におる それが俺たちにとって一番落ち着いた せやから また明日もいつもどうり 一緒にいて 一緒に話して 一緒に帰る これが当たり前やった でも それができなくなったんは次の日やったな 俺たちは まだこんな事件があるなんて気付くわけがなかった そして“幸せな日”が 今日で最後になることも 知らなかった
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加