― 四 ―

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彼の死後、私と貴方の絆が静かに動く... 外灯に映る影は 一体何時からそこにいるのか... その影を見つめながら彼と過した日々 思い出す。 彼を愛し、2人で過ごしたあの頃... 全てが幸せだった。 「いつまでも、この幸せが続くと良いですね」 私は彼にそっと言葉を渡した。 彼は優しく私の手を握ってくれた。 暖かい... 「いつまでも貴方と一緒に過ごしていたい...」 あの頃を思い出す…。 二人で灯した光は愛であり、 二人の寄り添う影は照らし映される。 だが... その思いは 無残にも粉々に砕けてしまった…。
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