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貴方へ
貴方が立てた鯉幟は、
静かに空を泳いでいます。
時々、風の波に吹き荒れることもあります。
穏やかに流れる川には
蜻蛉が見渡せ、波の音は遠くから響き、
私の耳元まで聞こえてきます。
それは…
深く静かに終わりをもたらす音色...
「せつない...」
私の目は涙で霞み、何も見えなくなった。
どうしようもないコト...
だが、貴方と私の絆は途切れぬ糸でできている。見えぬけれど、心で触れることができる...そう思う。
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