書き終わってる詩

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ASH 咲いていた花びらは色を消し 枯れて 鳴いていたあの鳥も羽ばたかず堕ちて 風さえも頬を撫ではせずにすぎて 手を伸ばしてみても月は遠くて 輝いてるあの星さえ今はただ眩しくて 抜け出せない鳥籠で一人膝を抱え 枯れていた花は色を取り戻しだして 泣いていたあの鳥は歌いだす 渇いてた風はまた頬を撫でて 届かない月に届くようで 自分さえ救えずに誰かを救えるの? 戻らない日々は痛すぎて 狂ってるのは自分だと気付きもせずに愚かで 差し出された救いの手を傷つけては泣いてた
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