書き終わってる詩

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WEIKU 揺らめいて消えてく陽炎に惑わされて 真実が欲しいなら自らで引き裂こう さぁ折れている羽根を拡げ飛び立とう、割れた空 途切れない痛みさえ何の意味もないから ひび割れた大地でも花は咲き誇る 泡床の幻想に夢さえも蝕まれて 引き金を引くまえに閉じていた瞳開ける まだ光はそこにあって導いているから 今、鎖は解け世界は色を取り戻して 不揃いの翼でも空割って羽ばたける 零れていく感情を繋ぎ天を睨む 灰色の世界で 全ては朽ち堕ちてゆく 今、光を もう泣いてる時間は必要ない 歩き出そう、一人でも 枯れ果てた大地でも僕等は歩いける どれだけの痛みでも涙は流れない
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