書き終わってる詩

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Corss bollet 抱えてる硝子玉を守る為に引き金を引いて 奪うのは誰かの大切な物 降り止まない雨だけがそっと流れてく だけどこびりついたままで 震える指を抑えてゆっくりと僕は汚れていく 貴女でさえ目の前に立たれたら護りきる自信がなくて 壊れていくのは誰の物? 壊していくのは誰の腕? 行き場を無くした思いはゆっくりと頬を伝う 何を護りたかったの? 何を護れなかったの? 昨日さえももう今は罪に溢れて曖昧なままで 何を抱えていたのかさえもう解らずに 機械的にただ過ぎていく 悪い夢の様な事だけが僕を責め続ける 流す涙はもう枯れて 少しも震えない指は確かに引き金を引いて 貴女のもう居ない現実は意識を消していく 何故貴方は笑ったの? 何故僕を愛したの? 撫でられた頬の温もりは何時までも消えなくて 何故貴女を愛したの? 何故貴女は泣いていたの? 答えさえ見付からず冷めた銃口を押し当てて 何時もの様にゆっくりと引き金に力を込めた 薄れていく意識の中で、貴女に会えた様な気がして
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