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他人の背中に手をついて、それを飛び越える。
足の開脚加減が間に合わなければ他人の頭をけりあげることにもなりかねないし、
飛び方を間違えれば他人の背中の上でジャンプが止まって、共倒れになる事態にもなりえる。
たかが体育の時間上のできごとが、友情関係をも壊してしまう可能性があることも当時小学三年生であった私にもなんとなくわかっていた。
当時の私はもはや臆病者であった。
ひねくれ者であった。
子供の長所すべて失っていたといってもいい。
とにかく、冷めていてカワイクナイ子であった。
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