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ふと我に帰った僕に先生が転校生を紹介しているのが目に入った。
…お、女だ。ほんとに帰国子女だ。ワーイ、ワーイ。
高橋『やったな、女だぜ』
僕『やりましたな、高橋氏!!帰国子女でこざる!!』
テンションの上がりまくった僕は、転校生の基本を誤って実行してしまった。
僕『あー!!!お前は朝の!!!!』
転校生『はっ?お前だれ?』
そこでまた我に返った。
僕『あっ、すいません。転校生といえばこの展開かと思いまして。。。』
先生『もういい、吉田お前はすわっとれ。』
大泉洋に座れと言われ僕は腰を降ろした。
完全にやってしまった。うん。テンション上ると何するか分かんないね。木を薄く削るのはカンナいね。
高橋『ハハハ、お前なにやってんだ』
僕『つい、朝ぶつかった気分だったぜ』
転校生はなにを言ってるんだコイツはと怪訝そうな顔で僕を見たが自己紹介が続く。
転校生『四方田陽紗代(よもだひさよ)です、よろしくお願いします』
四方田陽紗代!?…あだ名は【よもひさ】で決まりだな。
先生『みんな、四方田と仲良くしてやれよ、じゃあ四方田はあそこの席ににすわってくれ』
よもひさ『はい』
そう言ってよもひさは新しく置かれた席に座った。
…まてよ、確か転校生の基本によると、たまたま隣りの席が空いててそこに転校生が座り、隣りの僕が先生に校内案内を頼まれるのが一連の流れだったはず、、、
ガッデム!!!!お終いだ!!!
あーあ、俺とよもひさの恋が……
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