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「佐久間先生…ちょっと」
「はい?」
そのまま二人で話し始めた
「どうだ亮太?成長しただろ?」
岩村たちが亮太たちの横に座る
「あ~うん…お前に任せて良かった」
亮太が入院してる間、慎は四人の中でもっとも緻密な魔力の扱いに慣れた岩村にレクチャーを受けていた
「まぁ基礎固めにはちょうどいい練習だったしもう少し経験を積ませればなかなかの戦力になるな」
「多少はオレの眼を認めるか?」
「多少は…な」
「ふ~…っマジギリギリ」
「な…!?」
設楽は突然のことに驚愕し、ただ慎を見ることしか出来なかった
「このまま終わらせるとするか…」
周りに聞こえるよう独り言を呟いたあと空中で体勢を変えて足に魔力を集中させる
「ここで…魔力を発射するようにっ!!」
今度は設楽に向け飛んだ
ポケットから折りたたみ式のナイフを取り出しそれを開いてみるとスティレットと呼ばれる短剣の様な形になった。
反応が遅れた設楽は気がついた時には首に短剣が突きつけられていた
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