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「りぃさんは何か趣味は?」
気を利かせてトキもりぃに同じ質問を投げかけた。
「趣味……?えーっと、趣味ねぇ……」
思い起こしてみると、りぃにも趣味というものはなかった。
「あたしにもないな……です」
「クス、そんなに違和感があるなら敬語じゃなくて構いませんよ。名前も呼び捨てで、呼んで頂けませんか?」
品のある口調で、あやすように言われてはりぃも従うしかない。
「じゃあ、トキも敬語なしな?名前も」
いざ敬語をやめてみると、噛みそうになりぎこちなかった口もスムーズに動く。
幾分、話しやすくなった。
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