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俺は、大宮恭介。
本当に普通の高校二年生だ。
超能力や、勉強が出来る訳でも無い。
本当に普通なのだ。
そんな俺が何故こんなに『普通』を強調するか。
それは今の俺の状況にある。
「おはよう、お兄ちゃん」
こいつは、俺の妹の大宮可奈。
俺の妹に似ず、可愛い奴だ。
「学校、一緒に行こ?」
こんな歳になって、妹と登下校するのは、正直言って恥ずかしい。
だが、可奈には著しくその感情が欠如してるらしい。
「はい、決定!」
やれやれ。
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