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創聖のアクエリオン
世界の始まりの日。
「生命の樹」の下で、君と二人で手を繋ぎながら、共に見た美しい世界。
鯨達の声の遠い残響。
君と聴いた愛の歌を。
君の温もりを。
忘れはしない。
いや、忘れることなんて出来ない。
1万2千年経った今でも、鮮明な記憶として生き続けている。
私の許婚であり、殺戮の天翅として気高く美しく光り輝いていたアポロ二アス。
プラーナの供給源の存在価値しかない、翅無しの女を助ける為に自らの翅を捨てたとしても。
私は君を。
1億2千年経ったとしても、ずっと変わらず愛している。
愛している。
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