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その話に劉や美咲、皐月を除いた皆は驚きを隠せなかった。
「……やはりレイが好きになった人だな。
ただでは殺られないってことか。」
アハトは苦笑いを浮かべて言った。
「皐月さん、そっちは今滝川に任せっきりです。
そろそろ戻って滝川を助けてやってくれ。」
ルシアは先程とは変わり、王としての威厳をもって言った。
「わかりました。
ただ、定期的にはこっちに来ます。
力が……皆を護れる力を手に入れるために。」
皐月は真剣な表現で言った。
「皐月さん、我々グラビデはレイ様とルシア様に仕える部隊ですが、貴女に忠誠を誓いましょう。」
ダハルは笑顔を浮かべて言い、カラナとアハトは肯定するように頷いた。
「ありがとうございます。
では、失礼します。
先ほどはすいませんでした。」
皐月はそう言い、頭を下げた後部屋から出ていった。
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