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とある街の大通りに彼はいた。 そこは週末の夜だけ車が絶える。 彼はその時、道路の真ん中を歩くのが好きだった。 特徴のある鍵尻尾を水平にピンと立て彼は歩く、まるで俺が主役だと言わんばかりに。 そんな彼は黒猫。 人は彼を嫌う。 悪魔の使いだと、彼が来ると人々は不幸になると信じていた。
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