運命という名の出会い

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2008年の11月私神崎あおいは難関大学と言われる慶明大学文学部の三年生として大学生活を満喫していた そろそろ将来のこと、就職、など考えなければいけない時期にさしかかっていたのだが特にやりたいことも大学に三年近く通っていても見つからず、正直焦っていた 「はぁ~やりたいことなんてどうやって探せばいいのかな」 そんなことを嘆いていると一緒に並んで歩いている小学校からの幼なじみの渡部健太こと健ぞうは 「そんなに焦なくてもいいんじゃないか?焦って早く答え探してもいいことないと俺はおもうぜ」 健ぞうはいつもこういう優しい発言をしてくれるが、これくらいのことは私だってちゃんとわかってる 「そんなことは私だってわかってる、でももう私大学三年なのよ、時間はやっぱり過ぎていくものだから焦るなっていうのは無理なことなの、健ぞうはやりたいことあるからそういうとが言えるのよ」 「ごめん‥無神経なこと言って」 ちょっと強く言いすぎたかもしれないと私は思った 「別に大丈夫だよ、健ぞうの言ってることは間違ってないし」 健ぞうは正直感謝してもしきれないくらい私のためにいろんなことをしてくれた だから今もこうして健太と同じ大学にいるのかもしれない
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