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私は小学生の頃あまり目立たない地味な女の子でクラスでいじめの対象となることが多々あった
そんなある小学五年生の冬一人の男の子が転校してきたのだ
それが健ぞうだった
健ぞうはまだ話したこともない私をいじめられたとこをみて助けに来てくれたのだ
「お前達いじめしてるとかマジガキだよな~」
その健ぞうの一言で大喧嘩が始まったのだがけんぞうは物凄く喧嘩は強かった‥
あっという間に私をいじめていた連中を追い払い私に手を差し延べてくれた
「大丈夫‥?」
「う、うん‥」
それがけんぞうと交わした初めての会話だった
それから私達はいつも一緒にいるようになり、中学校、高校と同じ学校に通った
一度健ぞうから告白されたこともあった
でも私は断った
なぜなら健ぞうのことは好きだけどでもそれは親友として、幼なじみとしてであって決して男としてではなかったからだ
中途半端に付き合うことは私にとっても健ぞうにとってもプラスになるとは思えなかったから
今言えることは「健ぞうごめんね‥」この一言に尽きるのかもしれない
健ぞうは私が付き合えないと言った後も私とそれまで通り接してくれた
付き合えないとしても私にとって健ぞうはかけがえのない存在であることは揺るぎないことなのである
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