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さよならの向こうにぼんやりと浮かぶ この先は
今より広くなった部屋に あたしただ 独りきり
忘れた事なんて無かったよ この二年間
貴方を想い 続けて この部屋で頑張ったの
忘れる努力など 数え切れない位した
弱い心をナイフが切り裂いてくれるとも
縋った夜もたしかにあっけど
貴方を待ち続けていれば
いつか貴方は振り向いてくれるかしら
あの日と同じ笑顔で
私を愛でてくれるの
貴方の言葉が今でも鼓膜の奥の方で 響いてるわ…
一緒に作ったいびつなカップも
持ち主が居なくて少し 淋しげで
貴方の吐息と香水の臭いが今でも私を 掻き回すわ
「幸せになってね」ありきたりな台詞
私を幸せにするのは貴方だけだよ
行かないで貴方 最愛の愛しい人 それでも貴方は 雨の向こう
変わらない想いが いつか報われるなら
どれほど月日が 流れたとしても
貴方を待ち続けるわ この躯朽ちても
想いは貴方を 待ち続けるわ…
おかえり
待ってたの
ずっと ずっと
こんなとこに居たなんて…狂笑
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