日常の華

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突然の言葉にポカンと口をあけてしまった。 「なぜ?」 「先ほどの書類に目をお通しにならなかったのですか?」 先の書類…しまった、デスクに置きっぱなしにしてしまった 君にみとれるあまり… 「あれほどさぼらないよう申し上げたのに」 私の表情をみて、君は呆れたように言った 「異臭騒動により、あの辺は閉鎖されているのです。」 「では、しばらく家はどうしるんだ?」 「これから宿を手配しに行きます。ブラックハヤテ号も預けましたし。」 「…私の家に来ないか?」 今度は彼女がポカンと口を開けた …いったい私は何をくちばしっているのか と、と、とにかく何か言わなくては・・・ 「…コホン…どうだね?」 だぁぁぁ… 違うだろ… これではナンパしているおっさんではないか! …もうどうにでもなれ… 「大佐のご迷惑になるわけにはいきません。」 …やはり 「…と思いましたが、もう遅いし、着替えもあるのでお世話になるとしましょう。」  
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