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「あなたには見えているの?」
女の子が尋ねる。
「君はさっきから質問ばかりだ」
咎める気はなかったが男の何気ない発言に女の子はうーんと腕を組む。
「じゃあこうしましょう。私が三つ質問したらあなたは私に一つ質問するの」
「不公平じゃないかい?」
「不公平じゃないわ」
女の子は断言する。
男は少し考えて、特に自分に質問がないことを思い出した。
「わかった」男は頷く。
「それで手を打とう」
女の子はにっこりと笑う。
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