午前3時

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男は毎晩と同じように、一つの小説に出会った。 閲覧数は4。レビューも一つもなかった。 何気なく開いたソレに男は瞬く間にひきこまれていった。 起伏のないストーリー。個性のないキャラクター。それなりに長い作品の中で事件は最後まで何一つ起こらなかった。 男は初めて書き込みをし、著者と接触をはかった。
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