+新学期+

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    ハヤト「よー、相変わらず元気そうだな」     ヒナ「先輩はっ????」     ハヤト「…普通。」     先輩も相変わらずだ…自然と頬が緩むのを自分でも分かる     ヒナ「先輩、今何してるんですか??」     ハヤト「今?別に。つかそろそろ日菜が俺の声聞きたいって思う頃かなーって思ってさ」     Σ…それは当たってるけど     ヒナ「……ハズレです。ずっと連絡待ってました…」     ポソッと言うと黙る先輩     Σやばい…何かヤラかした???     ガラガラッ     キョウ「先輩ー、助けて下さーい!!」     ヒナ「ふぇ!?」     いきなり私を盾にして後ろに隠れる夾君にビックリしていると電話の向こうから無愛想な声が聞こえてきた     ハヤト「…誰だ?」     ヒナ「新しく入部してきた夾君」     ハヤト「ふーん…」     興味なさそうな先輩の声と同時に息切れした優喜君が出てきた     ユウキ「夾!!すばしっこいんだよお前は!!…って日菜何してんの?」     ヒナ「あっ隼斗先輩だよ」     ふふっと嬉しそうに笑って見せると目をキラキラさせる優喜君     ユウキ「俺に代わって!!」     ヒナ「…別にいいけど。先輩?優喜君が話したいって」     ハヤト「あぁ優喜か。いいよ」     はい。と名残りおしそうに優喜君に電話を渡せば不思議そうに私達を見ている夾君     キョウ「誰っすか?」     ヒナ「前のキャプテンだよ」     キョウ「もしかして…付き合ってるんすか?」     ヒナ「…へへっ」     照れ隠しで笑って見せればいつもの笑顔でニカッと笑う夾君     キョウ「じゃ俺逃げるんで!!」     ヒナ「休憩時間なんだからゆっくり休みなよー?」     キョウ「ういーっす」     夾君は体育館の中に戻っていき優喜君を見るとちょうど話し終わったみたいで私に電話を渡してきた     ユウキ「ありがと、じゃ戻るわ」     ヒナ「うん」     優喜君も体育館の中に戻り再び電話に耳を当てた    
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