ー…ミサンガ

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    あの日の夜、先輩はレポートが溜まってると言って急いでアパートに帰って行った     ミサンガはと言うと…     ヒナ「夾君これ…」     ミサンガを夾君に渡して頭をペコッと下げた     キョウ「…何でですか?」     落ち込んだ様子で俯きながら聞いてきた     ヒナ「先輩以外の人に貰ったプレゼントは身につけない事にしたんだっ。ごめんね…?」     すると顔を上げて困ったように微笑んだ夾君     キョウ「返されても困るな~。どうしようコレ」     へらっと笑って私に気を使わせないようにする夾君に「ありがとう…」と言って微笑んだ     キョウ「やだなー。先輩はいつもみたいに元気でいてくださいよー辛気臭いの似合いませんよー」     クスクスと笑いながら「じゃ教室戻るんで」と言って走って行った     本当…ありがとう        
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