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「おはようございますわ。どうかしましたの?」
亜莉簾は、本を読んでいましたが、ページは1枚も進んでおらず、不思議に思った美咲は、亜莉簾に声を掛けました。
「何でもないよ、美咲。どうして?」
亜莉簾は首を傾げました。
「どうしてって、先ほどから1ページも進んでおられないので、どうしてかな?って思いましたの。」
「えっそうだっけ?」
亜莉簾は、びっくりしていました。
「えぇ。10分くらいたっていると思いますわ。」
「昨日、あまり眠れなくて。緊張していたのかも知れない。」
亜莉簾は、笑顔を作り笑いました。その瞬間、亜莉簾誰かに抱き疲れました。
「もしかして、俺のことを考えていたとか?」
「おはよう、水樹。大丈夫よ。あなたのことなんて微塵も考えていないから。」
亜莉簾は、笑みを見せました。
「この俺様を一瞬も考えなかったのか!?」
水樹は、驚いていました。
「もちろん。考えたといえば・・・。」
そこで亜莉簾は言葉を濁しました。
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