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そして数分後。
部員の騒めきが収まってきたところで俺達は再び勝負を再開する事にした。
因みに壁に刺さった矢はちゃんと抜きました。
「じゃあもう一度確認するぞ?」
「宋一っ!!いざ陣状に勝負…」
「俺が勝ったら明日の事はチャラ」
「ちょっ…おまっ……勝…」
「私が勝ったら明日は買い物に付き合って貰う」
「…………しょ…」
「やり直しは無しの1発勝負。じゃあ美咲の先攻からで」
「ごめんなさい!!俺もその勝負に混ぜてください!?お願いします!!」
そして俺達が勝負を始めようとすると、さっきから何かをずっと喋っていた圭吾が俺と美咲の間で土下座しながらそんな事を言ってきた。
いや……まぁ、聞こえてたけどね。
ちょっとウザかったから無視してたんだけど……
「ウザいわね……」
あっ、どうやら美咲も俺と同じ心境みたいだ。
ドンマイ圭吾。
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