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「フハハハハッ!今日こそお前をブッ倒…」
「うるさい。黙れ」
「…………はい」
結局は圭吾も含めて勝負する事になり、圭吾が何時ものビシッ!っと指を指してする勝利宣言を美咲がバッサリと斬り捨てた。
……何か美咲の圭吾に対する扱いって俺より酷いよな。
でも美咲……お前は良い仕事したよ。
因みに圭吾はこの勝負に買い物に付き合うかどうかを賭けている事を知らない。てか、教えない。
教えたら……
「それなら俺が勝ったら美咲さんと1日デートだ!!フヒヒ……」
とか言うに決まってる。そうに決まってる。
それだけは阻止しないと。
「宋一郎!ホントに私がこれに勝ったら明日はデー……買い物に付き合って貰うからね!!」
「ちょっ!?バッ…!?おまっ……!?」
しかし美咲は圭吾の事がアウトオブ眼中なようで、念を押すかの様にそう言ってきた。
俺はそれを必死に遮ろうとしたが時既に遅し。美咲は全て言い切ってしまった。
てか、何か言い掛けてなかったか?
そして圭吾のリアクションが気になり、ゆっくりと圭吾の方に視線を運んで見てみると……
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