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「なん……だと……?」
俺を真っ直ぐに見据えながら体をワナワナと震わせていた。
うわー。美咲の馬鹿ー。コイツ絶対何か言い出すよ……
そして圭吾が数秒ワナった後、続けて圭吾が喋り出した。
「フハハハハッ!じゃあ俺が勝ったら美咲さんを彼女として付き合わせて貰う!!」
圭吾は高笑いしながら美咲に指を差し、俺に顔を向けながらそう言ってきた。
予想は外れたか。てか、お前は指を差すの好きだな。
美咲を彼女として付き合って………………えっ?
「お前……何言っちゃってんの?」
美咲と付き合う?意味が分からないし美咲にリスク高過ぎだろ。
何か言うとは思っていたが……まさかここまでとち狂っていたとは……
「……鬱陶しい」
美咲は圭吾の申し出が鬱陶しかったのか、はたまた指が鬱陶しかったのかは分からないが、美咲はそう言いながら圭吾の指を曲げてはいけない方向に曲げた。
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