過去を知り現在に起こり未来に駆ける

54/60

4095人が本棚に入れています
本棚に追加
/353ページ
「先輩お疲れ様です!」 「おう、お疲れ」 「山本じゃあな!」 「お疲れ様です」 そして今は部活も終わり、周りの部員達はどんどん帰宅していっている。 俺達の勝負は当然、美咲が勝った。 成績は美咲が4本。俺が3本。圭吾が1本。 てな感じ。 もう最初からこうなる事は予想出来ていたよ。まさにデキレース。 1本差は惜しかった……もう少しで圭吾に1ヶ月間購買のパンを奢らせる事が出来たのに。 てか、圭吾は何であんな自信満々に勝負が出来るのか分からない。 正直、圭吾の弓道の腕は並み以下。 1年の頃から何度か弓道で勝負した事があるが、殆んど的に当たった事がない。 今日は1本当たってたから多分絶好調だろうけど。 「お待たせ。帰るわよ宋一郎」 「はいはい」 そして何時も通り美咲が着替え終わるまで待たされた俺は、美咲と共に帰路に着いた。 因みに圭吾は先に泣きながら帰っていった。
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4095人が本棚に入れています
本棚に追加