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「吹雪ちゃんお姉ちゃんと一緒に遊ばない?」
「…………イヤなの……」
吹雪は、笑顔でそう促す美咲に対し、警戒心剥き出しな視線を向けてそう返した。
美咲はすっかり嫌われたな。あと吹雪……動きにくいから腰に抱き付くの止めようか。
今は、俺は台所に移動して昼飯の準備に取り掛かっている。
当然、もれなく吹雪と美咲も着いてきた訳だ。
さて……母さんの事も考えなくちゃいけないし……うどんでいいかな?
「……何でアンタにはそんなに懐いてんのよ?身体交換しなさいよ」
美咲は不良チックに俺の胸ぐらを掴みながらそんな事を言ってこられました。
それはお前の自業自得だろ?あと、それ無茶。
俺は美咲の理不尽な八つ当たりを軽く流しながら冷蔵庫から材料を取り出し、料理を開始した。
「そーちゃん、ごはん……」
「……今作ってるだろ?」
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