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「はい、まだ起きてないんじゃないですかね?宋ちゃん私にキスしてから起こしてきてくれませんか?」
「ああ、何もせずに起こしてくるよ」
俺は母さんの頼みを一部拒否しつつ了承し、居間から出て俺の部屋へ向かった。
……母さんのこの発言に慣れてきた自分が恐いよ。
てか、母さん自重してくれないかな……
「おーい、2人共。起きろよー?」
そして俺は自室に着き、2人にそう声を掛けながら扉を開いた。
そこには……
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
そこには上半身だけパジャマを脱いでいる下着姿の美咲が立っていた。
な、何で起きてんだよ!?
「ご、ごめん!?」
そして俺は反射的に謝りながら光の速さで扉を閉じた。
……事故とはいえ着替えを覗いてしまった…………
……俺、死んだかもしれない。
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